第27回 SST全国経験交流ワークショップ2022@近畿

第27回 SST全国経験交流ワーク
ショップ2022@近畿 運営事務局
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各委員会紹介

 当協会では、理事会の下に、現在13の委員会が組織され活動しています。各委員会の活動を紹介します。
 なお、各委員会の委員長と本部事務局とで理事会執行委員会が組織され、社員総会ならびに理事会で出された方針にしたがって会務を執行するため、おおむね2か月に1回委員会を開催し活動しています。

<ニューズレター編集委員会>

 SST普及協会のニューズレター第1号は、1989年10月に東大病院精神神経科デイホスピタルに置かれていたSSTニューズレター事務局によって創刊されました。その後、1995年2月にSST普及協会が設立されると同時にニューズレター編集委員会が設置され、事業を引き継ぎました。
 創刊当時は、現在のように学術集会も経験交流ワークショップも、ホームページもありませんでしたので、ニューズレターは、①実例に即した具体的方法やケースの紹介、②理論的背景や解説を簡潔に伝える、③横の情報交換の場、ということを目指していました。年6回の発行だったこともあり、SSTを実施するためのQ&A、実践報告、研修情報、文献紹介など、SSTに取り組む人たちに寄り添い、情報誌としての大きな役割を果たしていました。
 以後30年余りの間でSSTの普及や会員増に伴い、支部が組織化され、ホームページの導入などで、情報の内容や入手方法もずいぶん変わってきました。こうした中で、SSTニューズレターはリアルタイムでは伝えられなくても、全国の会員にSSTの情報を届けられる情報誌として、発行回数を減らしながらも継続してきました。第100号からは、紙面の大きさをB5判からA4版に変更し、写真が入るなどより見やすい紙面になりました。第125号からは電子版になる予定で、ホームページの会員専用ページから過去発行号と合わせて閲覧できるようになります。より便利なニューズレターを作っていきますので、よろしくお願いいたします。

(委員長 溝渕博美)

<研修委員会>

 研修委員会は、SST普及やそれに関連する研修等の運営、そして更なる発展を目指した検討や議論を行っている委員会です。
 また、SST普及協会には、研修会講師や地域等でのスーパービジョンを行う「認定講師( http://www.jasst.net/top/lecturer を参照)」という資格がありますが、その資格審査の実施も当委員会が担当しております。
 所属委員はベテランから若手まで、そして北から南の支部までの20名弱で構成され、研修の内容や在り方、実際的な開催方法に至るまで、様々なテーマについて活発に議論が交わされています。
 研修事業の他に行っていることとしては、「テキスト・マニュアル等の研修資料のデータ管理/改訂/開発」、「認定講師メールマガジンの発行」等があります。
 認定講師の皆様をサポートするとともに、新しくSSTの扉を開こうとしている皆様に、より効果的でより適切な内容の研修をお届けできるよう、今後も工夫を重ね取り組んでまいります。

(委員長 小山徹平)

<教育研修特別委員会>

 本委員会は、教育現場でのSST普及の進め方を検討する目的で設置された。昨今、教育現場では少子化にもかかわらず、いじめ、不登校、ひきこもりの数が増加し、さらには発達障害の子どもへの対応と教師たちは教室運営に戸惑っているのが現状である。子どもが抱える問題の背景にはコミュニケーション力の問題があり、SSTを教育現場で普及させていくことが急がれる。
 まずは、教員、スクールカウンセラーが子どものコミュニケーション力に対してどう考え、SSTの必要性をどう捉えているかをみた。その結果、教員の45%、スクールカウンセラーの67%が「もっと充実させたい活動」としてSSTやストレスマネージメントがあげていた。次にSSTが子どもたちにどう受け入れられるか、そしてコミュニケーション力アップにつながるか否かを明らかにするために2017年4月から年6回のSST授業をF市のA小学校で3年間実施した。初年度は4年生、2年目は5年生、3年目は6年生で、つまり150名の生徒を対象に3年間継続して行った。社会的スキル尺度、自尊感情尺度を用いてその効果を測定し、さらに担任へのSST授業についてインタビューを行い、感想、意見を求めた。担任の教師たちは、子どもたちはSSTを楽しみにし、話さなかった子どもが少し友達と話すようになったとその成果を認識していた。しかし、子どもたちは、吸収は早いが継続して実施していかないと定着は難しいことを指摘していた。詳細は経験交流ワークショップで報告する予定である。
 本委員会の最後の仕事として、教師が生徒に日常的にSSTを活用できるよう、「教師向けSST研修会」のあり方を委員と一緒に考え、9月までに作り上げていく。さらに、学校現場にSSTを浸透させていくには、教育委員会に働きかけていくことが重要である。船木委員は現在「教員免許状更新講習」の選択必修科目にSSTを組み入れておられるので、ご協力いただいて全国で実施できればと考えている。

(委員長 皿田洋子)

<訪問研修検討委員会>

 本委員会は、訪問に活かすSSTの普及を拡大させるために設定された。SST普及協会では、2010年に「精神科訪問サービスにおける対人援助技術マニュアル」を作成し、各支部での研修会で実施してきた。しかし、訪問のスタッフの研修会参加者が少なく、どうすればよいかを検討することを課題として本委員会は取り組んできた。まず、研修へのニーズ調査を行った。その結果、研修の必要性は感じてはいるが、平日の昼間の参加は難しいこと、研修時間は2時間ぐらいが望ましいことがあげられた。そこで、職能団体に「訪問に生かすSST」の研修会実施を依頼したが即答は得られなかった。手をこまねいていることもできず、知人の紹介で佐賀県看護協会に出向いてマニュアルを見せながら説明した。すると訪問看護サポートセンターの研修会に組み入れてもらうことができた。「訪問看護でのコミュニケ―ション力上達を目指してー訪問看護に生かすSST-」のテーマで2日に分けて6時間研修を実施した。参加者は58名、サポートセンター主催の研修会なので参加費は無料。資料を作成し、参考書として「精神科訪問サービスにおける対人援助技術マニュアル」を配布した。修了後のアンケートでは、「興味深く参加でき理解しやすかった」56.5%、「実際のコミュニケーションについて基本的な対応はよく分かった」87.0%であった。
 研修の狙いは、スタッフとしてどう関わればよいか(信頼関係を築く)をSSTを使って身に着けること、次に利用者さんのコミュニケーション力アップにSSTをどう用いていけるかの2点とした。
 本委員会は服薬のDVDが完成すればそれを組み入れた研修プログラムの作成でもって終了となるが、これまでの経過から明らかになったことは、精神科訪問看護に限定せず、一般の訪問看護のスタッフをも対象とするとよい。なぜなら、一般でも精神科の利用者さんをも扱うこともあり、家族との対応などSSTが役立つことが多いからだ。コミュニケーションの研修はほとんど行われていないようでニーズはあり、講義形式でなく、体験による研修は効果的である。

(委員長 皿田洋子)

<将来計画委員会>

 将来計画委員会の役割・業務は、SST普及協会の発展のために必要な事業の改善・改革案を提案し、問題提起をすること、協会組織の在り方についての改革案を提起することです。
 この役割に沿い本委員会はSST普及協会の事業と組織の問題点を考察し、問題解決の方向を考え、理事会執行委員会に改革の提言を提案してきております。
 会議はオンライン会議システムを利用して一年度内に4~6回、2~3か月に1回程度開催しており、時間と経費を節約するようにしております。現在の委員(敬称略、北から)は北海道支部 大川浩子、南東北支部 丹羽真一、北関東支部 飯島久香、南関東支部 天笠 崇、 安西信雄、東海支部 高木友徳、近畿支部 足立一、九州沖縄支部 高森祐樹の8人です。
2020年度、21年度に理事会執行委員会へ提案した提言は次の5つです。それらは、

  • 2020年4月 第三の夢「若い人がSSTを知り、入会してくれる事業」をすすめるための提言1
  • 2020年7月 第四の夢「会員のメリットを増やし、会員の満足度を高める事業」提言2
  • 2020年9月 第一の夢「協会の学術レベルを向上させる事業」提言3
  • 2021年 2月 2025年の記念行事の一つとして、世界のSSTの発展を知り、良いことを取り入れ、また日本のSSTの発展を伝えるシンポジウム(のようなもの)を企画実行する提言4
  • 2021年 5月 5つの夢の実現にむけての行動計画(案)の提言5

 今後もSST普及協会の発展のために必要な事業の改善・改革案の提案、問題提起、協会組織の在り方についての改革案を提起してまいります。当面は、

  • 会員が実際に増えるために行うべきこと
  • 2大行事の在り方についてのこれまでの議論を改めて整理して、方針を具体化すること・協会の財政基盤を安定させるためにおこなうべきことを検討してまいります。

(委員長 丹羽真一)

<出前講座委員会>

 当協会では、心理教育・家族教室ネットワークと協力して、各病院や施設に出向いて研修を行う出前講座(精神障害者の地域生活支援技術者養成講座)を実施しています。多くの病院や施設では、患者さんたちの自立や地域生活の向上に向けて職員研修に力を入れていますが、職員を院外研修に出しても、学んだ理念や方法を職場に定着させることは稀と言われています。そこで、経験のある講師陣が病院や施設に出向いて多数の職員を対象として研修を実施することが効果的と考え、ご依頼があれば次の講座を実施出来る準備をしています。
 出前講座の委員は、下記の6人の担当と、増田直子委員の計7人です。出前講座の実施にあたっては、出前講座マネジメント委員会にご協力いただいています。
 次の6講座あり、1講座3時間が1単位です(家族支援は2単位)。

  1. 急性期入院治療を活性化し再発防止力を高めるための講座(担当:加瀬昭彦委員)
  2. 長期在院患者の退院支援を活性化するための講座(担当:安西信雄委員)
  3. 参加者が魅力を感じるデイケアにステップアップするための講座(担当:池淵恵美委員)
  4. 個別支援SSTにより、回復を一段と促進するための講座(担当:浅見隆康委員)
  5. 家族支援と家族への心理教育を学び実践するための講座(担当:後藤雅博委員)
  6. スタッフの質の向上のための講座(担当:河岸光子委員)

 (講座の説明や申込み方法はhttp://www.jasst.net/top/delivery_lectureをご参照ください)
 この出前講座については、2014年10月に公益社団法人 日本精神科病院協会に協力を申入れ、同協会の常務理事会で承認されています。医療機関からのご依頼を歓迎しますが、就労支援や地域生活支援、教育分野の学校教員・支援者向け講座、発達障害など、病院(医療)以外の教育や地域支援領域のニーズへの対応も検討しているところです。
 なお、新型コロナのため延期されている出前講座がありますが、安全性が確保され次第再開・実施へ進めて行く予定です。関心をお持ちの方は上記のURLのお申込先にご連絡ください。

(委員長 安西信雄)

<パブリックリレーションズ(PR)委員会>

 PR委員会は、名称が「広報」と紛らわしいのですが、もともとパブリック・リレーションズとはいわゆる広告の意味だけではなく、一般の人や様々な組織に対して理解や信頼を獲得しようとする目的で行われる活動全般を指します。令和元年度まであった、政策委員会と渉外委員会を改組して新しいひとつの委員会としたものです。
 委員会の性質上、各職能団体とのつながりが重要なので委員は各職種から構成されており、現在の委員は看護職(村本好孝、渉里さやか)、精神保健福祉士(白戸里見、瀧本優子)、作業療法士(坂本浩)、矯正保護領域(品田秀樹)、心理領域(佐藤幸江)、教育(品田卓磨)、医師(安西信雄、後藤雅博)の10名で、委員長は後藤が務めていますが、それぞれの職種の村本、瀧本、坂本、品田(秀)、佐藤、品田(卓)、安西の各委員に副委員長をお願いしています。
 現在委員会体制の構築と事業内容の検討中ですが、基本的には政策委員会と渉外委員会の事業を発展的に継続していくことが目標です。政策委員会はもともと国レベルの政策提言も視野に入れた活動と全国レベルの団体との連携を目的としており、渉外委員会はそれに重なる部分もあるのですが、関連する学会、団体との情報共有や共同作業の推進などを主たる業務にしていました。
 それに沿って、これまで各委員が独自にそれぞれの領域で行っていた研修会やセミナー開催への協力などをPR委員会の活動として位置づけ、それへの支援、協力を行う予定にしています。ただ2020年度、2021年度は新型コロナ感染対策のため、多くの機関では研修やセミナーが中止になっており、今後の実施体制を検討しているところです。
 今後も各現場や研究分野の意見を集約しつつ、各種団体との協働、連携を図り、政策提言にまでつながるような活動を目指したいと思っていますので、ご協力をよろしくお願いします。

(委員長 後藤雅博)

<医師層対策委員会>

 SSTは患者のリカバリーに重要なツールであるが、残念ながら精神科医のなかでは知名度が低い技法になっています。医師層対策委員会は、医師にSSTを正しく理解してもらい、広く実践につなげる目的のために作られた委員会です。精神科医療のなかでは、医師が治療のイニシアチブをとることも多いので、全国どこでもSSTにアクセスできる環境の実現のためには医師の協力は不可欠と考えています。委員は土田正一郎会員(北海道支部)、浅見隆康会員(北関東支部)、川上礼子会員(南関東支部)、的場文子会員(中国支部)、植田俊幸会員(中国支部)、渡邊朋之会員(四国支部)小山裕子会員(九州沖縄支部)、高橋の8名からなっています。
 喫緊の課題は、新規医師会員の開拓です。そして地域における、あるいは支部におけるSST普及活動に率先して取り組んでいただく人材を育成していくことです。
これまでの委員会活動は、主に精神神経学会でシンポジウムやワークショップを行い、宣伝に努めることに重きが置かれていました。今年の第118回学術総会で、「地域精神科医療の多面的な展開ー当事者や家族と良好な治療関係を築くためにー」をテーマにシンポジウムを行う予定です。昨年は実際の状況について、代議員アンケートを通じ、調査結果を下に分析を進めているところです。さらに医師会員向けアンケート調査を行い、その結果から、“SSTは診療に役立つ”と多数寄せられ、役立った事例を公募し、昨年のSST普及協会の学術集会で、会員の皆様に広く紹介をさせていただきました。大会長や事務局のご尽力のおかげで多くの若手医師に参加いただきました。引き続き、精神療法の中でSSTを紹介したり、産業医関連でSSTの話を入れたりすることで、医師に対しての魅力的な企画を立てたいと考えています。協会では丹羽会長を中心に、「新しいSSTの教科書」の企画が進んでいます。この中で、普段の診療の中で個々の患者の面接治療場面に用いることができるSSTを紹介する、といった部分があります。ここには医師会員の日頃の経験が役立つと思います。また地域や支部における活動に医師層の積極的な協力も重要と思っています。
 現在協会では5つの事業を計画しています。これらの計画が円滑に進んでいくためには医師会員の一層の協力と、並びに新規に入会した医師会員の人材育成が必要です。このようなことを念頭に、当委員会もしっかりと活動していきます。

(委員長 高橋恵)

<学術委員会>

 皆様こんにちは。学術委員会を担当している池淵です。学術委員会というと、堅苦しいイメージが強いかもしれませんが、一番大切な委員会のお役目は、普及協会が実施する全国大会をサポートすることです。全国から多数の人が集まる大会を運営するのは大変ですし、経済的にも赤字にならないか、ひやひやした経験をされた方も多いと思います。学術委員会では担当を決めて、実行委員会へのオンライン参加や、運営のマニュアル化やアドバイスなどを行って、大会開催を助けていくのが主な任務です。またコロナ禍のもとにあって、新たなオンライン大会の在り方も、各支部の実行委員の方々と連携して、創造していきたいと思っています。開催側の心労は大きなものがあると思いますので、そこを支えて、普及協会・執行委員会ともしっかりつないでいきたいと思っています。
 「学術」らしいお仕事としては、普及協会主催の大会時のシンポジウムを企画する役割があります。普及協会として、一貫性・継続性のあるテーマで、皆で討論できる機会を持っていこうという考えです。しかし開催側のご希望が一番大切ですので、「こういうテーマでやりたい」「地元の活動を紹介したい」といったご希望になるべく答えていきたいと思っています。
 もう一つ柱になっているのは、研究発表などについての倫理規定を整備する仕事です。昨今は症例報告などについて、本人の同意を得ることを規定している団体も多く、普及協会でも、倫理的に問題がないか、開催側と相談したり、実際に抄録を査読したりしています。
 今年の春に新メンバーを募集しましたので、学術委員会は、池淵を含めて8名で活動しています。ほぼ支部それぞれに学術委員がいて、支部の実情を反映した大会開催を支援していますが、今後も学術委員会の活動に興味を持ってくださる方の参加を歓迎します。

(委員長 池淵恵美)

<広報委員会>

 広報委員会は「日本中、どこに住んでいてもSSTの情報が届くように」と活動しています。委員は各支部から選出された11名です。これまでの主な活動の一つは、Facebookを活用した各支部の研修情報等の発信や、全国経験交流ワークショップ、学術集会実行委員会からの大会企画内容、準備状況等のお届けです。大会が対面で開催できていたときは、当日会場からその様子を動画も含めて配信しました。
 現在Facebookのフォロワーは1,112人(2022.1.5)です。各支部のお知らせは、支部ホームページも活用しています。また会員にはメルマガの発行を行っています。
 私たち広報委員会は、まだまだコロナ禍が続く状況下で何ができるのかを考えながら活動しています。2021年度にはYouTubeに念願の「SSTチャンネル」が開設されました。今後はe-ラーニング委員会と協力しながら多くの方にチャンネル登録していただけるよう、そして動画を活用していただけるよう広報していきたいと考えています。また、Facebookを委員会からの一方向の情報発信に留めず、それを読んでくれた人、目にしてくれた人との双方向ツールにしたいと思っています。一度Facebook「一般社団法人SST普及協会」のページをご覧ください(協会ホームページからもアクセスできます)。
 広報委員会は、会員のみなさまが必要としている、あるいは欲しい情報は何かということにアンテナを張っています。反対にみなさまから広報委員会へのご要望は、Facebookや支部ホームページ(事務局のメールアドレスがあります)からどんどんお知らせください。

(委員長 吉田みゆき)

<財務委員会>

財務委員会は池淵恵美委員(南関東支部)、後藤雅博委員(北関東支部)、加瀬(南関東支部)の3名で構成されています。また、近畿支部の松田康裕先生に、製薬会社へのWeb.寄附申請の事務手続きをお手伝いいただいております。
 財務委員会の業務として

  1. 協会予算案の策定
  2. 予算執行管理
  3. 募金活動

があり、必要に応じて会費改訂等を理事会・社員総会に提案する作業があります。
 前年度の決算を参考に、毎年1月ごろに募金趣意書を作成し、例年7月に開催される予算理事会に予算案を提案していくというのがスケジュールです。
 寄附は概ね各製薬会社にお願いしているのですが、年々厳しくなってきたところに、新型コロナウイルスの影響もあり、さらに厳しさを増しそうです。
  各委員会等の業務計画をヒアリングしたうえでの、積み上げ方式の予算立案が本来なのでしょうが、なかなか難しいというのが現状です。また、記念事業や代議員選挙のための積立金もあり、赤字予算の計上が続いておりますので、抜本的な対策が求められています。これも早急に解決してまいりたいと思います。
 会計業務は素人ですので、協会と委託契約を結んでいる非営利法人総合研究所公益総研の税理士の方に適宜ご相談しながら業務を進めています。

(委員長 加瀬昭彦)

<e-ラーニング委員会>

 e-ラーニング委員会は、昨年発足した新しい委員会です。
 時代の流れと現在も続いているコロナ関連への対応から、インターネット配信が普及につながり、インターネット配信を活用した取り組みが日常のものとなったと思います。SST普及協会でも、会員の方々への情報発信強化の必要性から、当委員会が発足しました。 
 今後の活動としては、SSTチャンネルをはじめとする、インターネットを活用したコンテンツの充実を図っていく予定です。色々なことにチャレンジしていきたいと考えていますので、会員の皆様からも是非とも、色々な意見をお聞かせください。

(委員長 村本好孝)

<オンラインジャーナル委員会>

 SST普及協会は2021年7月9日の理事会で「SSTニューズレターは今後印刷・郵送ではなくオンラインで発行すること、協会としてオンラインジャーナルの発行を目指すこと」という方針を決めました。新しい時代に対応してオンラインを活用していこうということですが、SSTや関連領域の学問的発展・情報交流を図るため、自由度の高い学術誌の発行をオンラインジャーナル委員会で検討しています。
 この委員会は、ニューズレター編集委員会をはじめとする各委員会代表から構成され、委員長は副会長である安西がつとめています。オンラインジャーナル委員会では、オンラインジャーナルを次のようにイメージしています。

  • 原著や総説などの投稿論文を受けて査読を行って掲載する。
  • 協会イベントにおける学術的講演、基礎的・教育的な講座を掲載する。
  • 気軽に読める経験談や実践報告、エッセイなども掲載する。
  • オンラインのメリットを生かして、記事に関連した画像や動画も提供する。

 オンラインジャーナル委員会のもう一つの重要な役割は実現可能性の検討です。関連領域だけでも多数の雑誌があり、投稿論文が減って苦労している雑誌が多い中で、新たに立ち上げて投稿があるのかが心配ですし、現場の方々のニーズがどこにあるのかを解明することも課題です。さらに、投稿・査読、編集作業や、雑誌のオンライン掲載などの仕組みをどうするか、効率的な運営の仕方と赤字を出さない財政面の検討が必要です。委員会ではこれらの課題を引き続き検討するとともに、心理教育・家族教室ネットワークをはじめとする、関連する学会や団体へのアンケートを計画しています。
 以上のように、オンラインジャーナルはまだ企画の段階ですが、協会設立30周年(2025年)に向けての「夢のある協会事業」では、「第一の夢 協会の学術レベルを向上させる事業」の一つとして「協会学術誌発行(オンラインジャーナル)」を掲げています。まだ企画(夢)の段階ですが、オンラインジャーナル委員会では、関連学会や団体のご意見をいただきながら、企画の具体化を進めていきたいと考えていますので、協会会員のみなさまのご理解とご協力をお願いする次第です。

(委員長 安西信雄)