特集 経験交流ワークショップin上越
U−3.SST経験交流ワークショップin上越の報告
実行委員会事務局長 青木 美代子
上越でのワークショップは、開催時期(年度末と第8回と同じ年度での開催)や交通アクセス、短期の準備期間など様々な問題を抱えての開催でしたが、全国各地から515名の参加者を迎え2日間を無事終えることができました。大勢の参加者を集めることができたのは、日本精神科病院協会やSST普及協会運営委員並びに地区世話人などから働きかけていただいたお陰です。準備期間が短いという問題は、第8回を開催した山口の実行委員会からマニュアルや資料、助言をいただいたことと、上越の実行委員会を平成13年から行っている「上越地域SST交流会」参加メンバー中心に構成したため、スムーズな連携と団結力で何とか乗りきりました。参加者の状況は表1、2の通りです。参加者の約8割はSST普及協会の非会員であり、今回始めてSSTを学ぶという人が多かったようです。参加者の感想をアンケートのコメントから拾ってみますと、初級者コースでは、「SSTの知識や技術の基本がよくわかり、ロールプレイ体験がよかった」、「楽しく参加でき、実践したい」、「SSTのエッセンスは日頃の業務や日常生活にも応用できる」、「講師に惹かれた」など非常に好評でした。一方、経験交流コースでは「事例や実践を通しての課題が出され、講師の解説もあり参考になった」という意見が多くあったものの、「時間が短かく深まらなかった」「経験交流コースの参加をどこからするのかわからない」というクレームもありました。また、医師コースでは「講義内容がわかりやすい」、「ロールプレイ体験もしたかった」などがあがっています。経験交流ワークショップは、多職種、多機関のSST初心者からベテランまでという非常に幅広い層を対象とし、いくつものコースがあるため、企画・運営力が問われます。内容の詰めの甘さや準備不足を実感しております。様々な反省点はありますが、ワークショップは参加者同士の交流や講師と参加者との出会いが、それぞれにパワーをもたらし、実践活動のエネルギー源となっていると思いました。ワークショップはまさにSSTそのものです。事務局を担当しそのパワーをもらったことが大きな収穫でした。最後になりましたが、開催にあたり、多くの方々からご支援とご協力をいただきましたことに感謝申し上げます。