U.特集 第7回SST学術集会札幌大会

U-2.第7回SST学術集会札幌大会の報告
札幌大会副実行委員長 向谷地 生良

 「SSTの広がり」をテーマにした第七回SST学術集会が、2002年11月8日(金)・9日(土)北海道大学クラーク会館を会場に、全国各地から約400名の参加者を得て盛大に開催されました。当日は、前日からの寒波で雪が舞い、大学構内を彩っていた樹木の紅葉も一晩で散って落葉となり、絨毯のように歩道に敷き詰められるという寒さに見舞われましたが、会場は熱気に包まれ、活発な報告や議論が繰り広げられました。

 札幌大会のテーマである「SSTの広がり」は、医療、保健、福祉、教育、司法分野と着実に裾野が広がりつつあるSSTを、狭い意味での専門家のための「技法」としてではなく当事者の生きる力を育む「土壌づくり」の大切さを再確認し、医療や福祉分野で進む当事者の自己決定や選択を重視した「構造改革」の理念に即したSSTの発展を意図したものでした。その結果、20題の演題が寄せられ熱心な報告と活発な議論がなされました。

 北海道も、地域生活支援の現場でのSSTの普及と医療機関におけるSSTについての基本的な理解の深まりが課題としてあります。認定講師の育成も急がれています。このたびの学術集会の開催が、北海道のSSTの「土壌作り」に果たした役割は大きいと思います。このたびの開催にあたり、SST普及協会の事務局や運営委員の皆様さらには、多くの会員等の協力のもとに、無事開催できたことを報告しお礼に代えさせていただきます。